更新:09/01/25
iアプリ仕様
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概要


iアプリとは、NTTdocomo(ドコモ)が提供するJavaアプリケーション環境である。iアプリでは、Javaの規格を拡張させたStarプロファイルとDoJaプロファイルによる開発・動作環境を提供する。この項では、Starプロファイル対応機種をStar機などと表現する。

iアプリDX

iアプリは開発環境が無料で公開されているので誰でも開発できる。より端末とシンクロさせた機能を実装させたい場合にiアプリDXという仕組みを使用すると、電話帳やメールBOXへのアクセスもできるようになる。しかし、これらの仕様はiモード公式サイトを運営する企業にのみ公開される。以下、iアプリDX専用機能をDX専用と表記する。

Starプロファイル


Starは、2008年冬モデル機種から順次投入されている。StarとDoJaでは、ソースコードレベルで互換性がないが、Star機種ではDoJaの動作環境が実装されるのでStar機でDojaを動作させることが可能となっている。

Star-1.0

このプロファイルでは、DoJa5.xに以下の機能が追加された。
  • ウィジェットアプリ(iWidget)機能
  • iアプリオンライン機能(DX専用)
  • iアプリコール機能(DX専用)
  • Java-Flash連携機能(DX専用)
  • アプリケーションサイズ+ScratchPad=2048KBまで
ウィジェット機能の実装により、従来と同様の単体で動作するフルアプリのほかに、WidgetViewという実行環境で動作するミニアプリが実装された。

DoJaプロファイル


最初の版であるDoJa1.0はmova503i以降に搭載され、端末の機能強化やサービス追加に合わせて拡張されてきた。保存可能サイズについて、アプリケーション保存領域をap、スクラッチパッド領域をspと略す。

DoJa1.0

mova503i/FOMA2101,2001シリーズに搭載。
  • ap10KB+sp10KB=計20KB

DoJa1.5OE

FOMANM851iG,N600iに搭載。
  • apKB+spKB=計KB

DoJa2.0

mova504iシリーズに搭載。
  • ap30KB+sp100KB=計130KB

DoJa2.1

FOMA2102,2051シリーズに搭載。
  • ap30KB+sp100KB=計130KB
movaと大差ないが画面サイズが拡大されている。

DoJa2.5

FOMAL6010,L601i,L602i,NM705i,NM706iに搭載。
  • apKB+spKB=計KB

DoJa3.0

mova505iシリーズに搭載。
  • ap30KB+sp200KB=計230KB
  • マスコット゚カプセル2.0による3D描写機能
  • iアプリDX搭載
movaでは以後バージョンアップが行われていない。

DoJa3.5

FOMA900iシリーズに搭載。
  • ap100KB+sp400KB=計500KB

DoJa4.0

FOMA901iシリーズに搭載。
  • マスコットカプセル3.0と4.0による3D描写機能と3Dサラウンド制御機能
  • CLDC1.1

DoJa4.xLE

FOMA700i-703iシリーズ,P851i,SA800i等に搭載。
  • ap30KB+sp200KB=計230KB
  • マスコットカプセル4.0による3D描写機能と3Dサラウンド制御機能を省略
4.0の簡略化版。

DoJa4.1

FOMA902iシリーズに搭載。
  • デジタル署名機能
  • SDをスクラッチパッドの拡張保存領域として使えるSD-Bindingを追加

DoJa5.0

FOMA903iシリーズに搭載。
  • ap+sp=計1024KB
  • OpenGL ES1.0
  • Bluetooth制御クラス追加

DoJa5.xLE

FOMA704i,705iシリーズに搭載。

DoJa5.1

FOMA905iシリーズ以降に搭載。
  • 音声認識対応
5.1がDoJaの最後のバージョンとなり、以後Starプロファイルが実装された。

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